It's a small war

きみと僕とのあいだに起こる とるにたらない 小さな諍い

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煮詰まる二人

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ルイス「ジミー! 次はイケメン♂パラダイスごっこしようっ」

ジミー「どこ見て言ってんだ、おまえ。つかそのドラマも、もう微妙に古くねぇか」

ルイス「そんなこと言わないでー。ジミーに小栗句やらせてあげるからさ!」

ジミー「お断りだ。それとな、わざとだと思うが、おまえ何か間違えてんぞ?」

ルイス「細かいことはどうでもいいよ! せっかく青い妖精社のスペシャルTFしか着られない制服を借りてるんだよ! 学園モノごっこで盛り上がりたいんだよー」

ジミー「うぜえ」


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ルイス「・・・・・・・・・・・」

ジミー「泣くな! だいたいなぁ、前から思ってたけど、なんで俺がいちいちおまえの暇つぶしに付き合わなきゃいけねぇんだよ!」

ルイス「・・・だって・・・ジミーしか遊び相手がいないんだもん・・・唯一僕をかまってくれそうなセルロイドのベンジャミンは自立さえできないノー関節野郎だし・・・この家にはキャストドールは僕とジミーと背伸びの三人しかいないし、背伸びはたいがい昼寝してるし・・・」

ジミー「そういや、今は3人だな。もうちょい賑やかな時代もあったんだけどなー」

ルイス「ふーん・・・って、え?! ちょ、マジで?! この家に、もっとたくさんの人形がいたってこと?!」

ジミー「おう。俺も全員は知らねぇけど。いつのまにかちょろちょろいなくなって、今は3人だな」

ルイス「し、知らなかった・・・人形も神隠しに遭うんだね・・・!この家ってバミューダトライアングルかなんか?!」

ジミー「んなわけねーだろ」


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ジミー「めんどくせーから説明しねーけどな」

ルイス「うわーん。この家がそんな超常現象のメッカだったなんて知らなかったよー! それって僕もいつか神隠しに遭うかもしれないってことだろ!」

ジミー「や・・・まぁ、おまえは大丈夫なんじゃね? いなくなんのはだいたいこの家に馴染みきれないヤツだからな。そうなると、自分で念じるわけだな。ココから出て行かせてくれってな」

ルイス「え。・・・そ、そーなの? 人形が自分でそう願うってこと? 願ったらその通りになるの?」

ジミー「人形の俺らに、願う以外なにができるんだよ。それに俺らの場合、呼ばれた家でどう扱われるかで一生が決まるからな。合わなかったらヨソ行ったほうがいいに決まってんだろ」

ルイス「そんなもんなの? よくわかんないや。僕この家しか住んだことないし」

ジミー「ま、深く考えなくていいんじゃね? 」

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ルイス「だね! ・・・じゃあさっそく、小栗句やってよ!」

ジミー「だからオグリクって誰だよ! やらねーっつってんだろ!」

ルイス「いいから僕を見て、"オマエ、何でオレに絡むんだ?”ってウザそうに言ってよ!」

ジミー「毎日素で言ってんのにまだ言われ足りねーのかよ! おめーはアッチで一人芝居でもやってろ!」

ルイス「うわーん! ジミーが遊んでくれないー!!」

ジミー「・・・・・・(ピキピキ)マジうぜえ」

ルイス「ジミーのケチ! このワタゲムシ!」

ジミー「・・・てめぇ」

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ルイス「ギャー」

ジミー「・・・おまえのウザさは俺の臨界点を越えた。こうなったら俺にも考えがある」

ルイス「ジ、ジミー?!」

ジミー「いーか良く聞け、俺はおまえの遊び相手でもなけりゃ、世話役でもねぇ。これからおまえのための専属子守係を召還してやるから、今後はそいつと遊べ。いいな」

ルイス「ええっ! ジミー、そんなことできるの?!」

ジミー「・・・ウザいおまえには面倒見のいい姉御タイプがいーな。年上女に好かれそうだしな、おまえ」

ルイス「え、ちょ!待、ジミー! お、女の子呼ぶの?!」

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ジミー「背伸びは寝てばっかだし、女がいたほうが華やいでいーだろ。つべこべ抜かすな。いーな」

ルイス「ぜいたく言うなら、僕あんまり年上とかやだなぁ。フェロモン系ニガテだし、世代が違うと話題合わないし。同い年くらいのコのほうがいいよ。顔は整いすぎてるコよりファニーフェイス系で、胸はなくてもいいけど、明るい性格のコがいいな。一緒にドラマとかファッションの話したりできると楽しいよね☆」

ジミー「ウザいのを二人に増やしてどーすんだよ。おまえの子守役だっつってんだろ。ちなみに個人的に金髪碧眼のクールビューティが好みなんで、そっち系な」

ルイス「いやだよ! クールビューティなんて近寄りがたいよ!これ以上周囲に邪険にされたら、僕もう生きてゆかれない!」

ジミー「うるせえな。気に入らねぇならおまえは自分で勝手に呼べ」

ルイス「・・・え?」

ジミー「なんだよ」

ルイス「ちょと待って。召還って僕にもできるの?」

ジミー「・・・いや、なんでもねぇ。呼ぶな。今のはウソだ」

ルイス「神様お願い! 同い年で、キレイじゃなくて可愛い系で、胸はなくてもいいから明るい性格のコを寄越して!」

ジミー「だぁ! やめろ! 俺は金髪碧眼クールビューティの膝に乗っかりてぇんだ!」

ルイス「ジミーは関係ないでしょ! 僕の遊び相手なんだからっ!」

ジミー「おまえなぁ!」

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ベンジャミン「神様、わたくしはウサギ愛好家の可愛いお嬢様をぜひともお願いしたく・・・」

ルイス「ベンジャミン!」

ジミー「どっから沸いて出た!?」

ベンジャミン「ジミー坊ちゃまが久々に召還魔法を使われるとのウワサを聞いて、駆けつけてまいりましたよ!」

ジミー「いさぎよく盗み聞きしてたと言いやがれ」

ベンジャミン「ジミー坊ちゃまの念力はかなり強力ですからねぇ。これを機にわたくしの願いも聞き入れていただければと思った次第です。なにしろ最近、わたくしの出番がめっきり減って非常に困惑しておるのでございますよ。
ここはひとつ、ジミー坊ちゃまにウサギ愛好家のお嬢様を召還していただいて、わたくしを常におそばに置いていただければ自然と出番も増えるのではないかと」

ルイス「そんなのダメだよ! 呼ぶのは僕の遊び相手なんだから! ウサギなんかほっといて、一緒に洋服とか芸能人の話をするんだぁ!」

ベンジャミン「なんですとー! ウサギ愛好家のなにがいけないのですっ!」

ジミー「・・・・・・(ピキピキ)うるせー!洋服とか芸能人の話なんかどーでもいい! ウサギ好きだろーがネズミ好きだろーが関係ねぇ! 黙ってろ!俺の念力に雑念が入るだろうがっ!」

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ルイス「でも僕は絶対、キレイ系より可愛い系がいいんだからね」

ベンジャミン「そのうえでウサギ愛好家なのがポイントでございますよ」

ジミー「勝手抜かすなと言うとろーが!」


***

つづく



今回は初のタイマー更新でお送りしております。
今週末はプチ旅行でバタついておりまして、拍手お返事・業務連絡もろもろは後日別でさせてくださいね! コメントない方も、いつもほんとにありがとうございます。

| エレナ | 21:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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