It's a small war

きみと僕とのあいだに起こる とるにたらない 小さな諍い

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壊れ物再生計画 その2

前回からの続きです。人形には全然まつわらない、普通の四方山話




*****

さて、勤め先の鬼社長に1万円を払ってめでたく私のものになったボロボロの
医療棚ですが。



RIMG0051.jpg




鬼社長はこの棚を、隣町で取り壊しになった古いお寺の土蔵から引き取ってきた
そうですが(地方の骨董屋の仕事は限りなく廃品回収業に近いのです)、よく
持って帰ってこれたな~というのが私の正直な感想です。
右奥面のガラスにはあちこちヒビが入っていて、輸送中に粉々になってもおかしく
なかっただろうに。
これから気長に修復してゆかねば。



ちなみに以下が、私の考えたオーバーホールプランである ↓

1)すべてのガラスを外す
2)家に運ぶ
3)塗装を剥がして大きい傷にはパテ埋め、サンディング
4)塗装やり直す
5)ガラスをはめ直す
6)壊れた金具を交換する

こう書いたらなんだかすごくスムーズ!
普段から家具職人(人形の)として精力的に活動(脳内で)していた経験が
こんなところで役に立つとは!(?)

でも 5)のところではちょっと迷ってしまいました。

当初は、「割れたところには新しいガラスを入れればいいや」と単純に考えていたのですが、
実はこの棚に残っているガラスは昔の製法で作られた、気泡や波うち、ゆがみの
ある通称「ゆらゆらガラス」なのです。(ちょっと古い町並みを歩いた時など、
木枠の窓のおうちがあったらガラスを見てみてください。「ゆらゆら」の意味が
分かります。ちなみに今のような完全に平滑の板ガラスを作れるようになったのは、
昭和40年頃なんだそうですよ)

ヒビが入った部分はともかく、向かって左の扉に残っているガラスと、左の奥面のガラスは
無傷なので何とかこのまま残したい。
(写真内赤○印)

RIMG00401.jpg


ただ、その場合気になるのは新しく入れ替えるガラスと、古いガラスとの質感の違いです。

右扉のガラスは失われてしまっているので、そこへツルツルの新しいガラスを
入れたとしたら、左の古いガラスと雰囲気が違ってしまうかもしれない。
写真には写らないし、気にしない人は気にしないレベルかな~とも思うんですが、
私自身はそこに目が行くタイプだという気がする。
困った。



・・・いっそ左奥の古いガラスをはずして、右の扉に移植。で、側面と奥の計三面を
全部新しいガラスにしちゃえば?


おお、その手があった!

と思いついたのですが、古いガラスを木枠に固定しているパテは石膏みたいに
カチカチになっていてきれいに取り除けるのか疑問だし、そもそも扉のサイズを
測ってみたところ、奥の面のガラスに比べて微妙に小さい。

無傷でガラスを取り出せたとしても、それをさらにmm単位でカットしなきゃ収まらない。
大きなガラス板を切ること自体すごく難しいのに、そんなシビアなカットなんか
素人にできるわけない。

・・・やはり餅は餅屋だよね!

というわけで、鬼社長に頼み込んで、取引のあるガラス屋さんを紹介してもらうことに
しました。
このガラス屋さんには普段から、ちょっと割れてしまった古い木枠のショーケースだの、
食器棚だののガラスの修理を頼んでいるので、きっと快く対応してくれるだろうと
思ったのです。

しかし、軽トラでガレージにやってきたその道○十年のおっちゃんは、ボロボロの
医療棚を見るなり

「こんなもんどっから持ってきただ!」

と怪訝な顔をし、私が自分のプラン(後ろ側の古いガラスを外して、前の扉に
移植する)を話して、やってもらえないかと頼むと

「そりゃ~99%無理だね」

と、ハナからまるでやる気がないのであった


<つづく>

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