It's a small war

きみと僕とのあいだに起こる とるにたらない 小さな諍い

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暗示するものと彼女

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背伸び 「不思議な夢だったわ」






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ベンジャミン 「夢?」

背伸び 「ええ。でも、・・・あら。もしかして、こちらが夢だったかしら?」

ベンジャミン「さぁ・・・それは、背伸びお嬢様のお思いになるとおりで」

背伸び 「そう?」

ベンジャミン「ええ」



背伸び 「帽子をかぶったの」

ベンジャミン 「帽子? 夢の中ででございますか?」

背伸び 「ええ。すごく軽くて、麦藁帽子みたいな、変わった帽子だったわ。
いろんな色があったの。赤いのや、青いのや、黄色いのや、桃色・・・それから紫もあったわね」

ベンジャミン 「ふむ」

背伸び 「飾りも色々よ。リボンやベルトが巻いてあったり、鳥の羽や布の花が挿してあったり」


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ベンジャミン 「なにかの暗示かもしれませんね」

背伸び 「アンジー? 誰かしら」

ベンジャミン 「いえ、暗示です。・・・夢はわれわれの潜在意識や第六感と結びついて、
未来に隠されたできごとを、ひそかに知らせると言われますから」

背伸び 「・・・・・・」


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ベンジャミン「そういえば夢占いでは、美しい帽子をかぶる夢は、自分への自信をあらわす、とか・・・」

背伸び 「地震・・・?」

ベンジャミン「・・・つまり、人気や注目を集めたり、新しい魅力を得るような体験が起きる暗示・・・
もしかすると、大きな恋愛が訪れるサインかもしれません」

背伸び 「くわしいのね」

ベンジャミン「まぁ、あくまでひとつの解釈でございますが」

背伸び 「・・・・・・」



ルイス 「お~~~い!」


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ルイス 「いたいた! きみを探してたんだよ!背伸び!」



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背伸び 「私を? あなたが?」

ルイス 「そうなんだ。話せば長くなるんだけどいいかな? ・・・実はね、今度の日曜日、
ぼくドールショウに出るんだけど」

背伸び 「?」

ルイス 「今になって、女の子モデルが足りないって話しになって・・・それでさ、
単刀直入に言うと、きみに僕と一緒に来て、ブースのモデルをやってもらいたいんだ。
会場では寝ててもいいし、きみにはぴったりだよ」

背伸び 「ブスのモデルがぴったりですって? ずいぶんな言い草ね」

ルイス 「誰もそんなこと言ってないよ」


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ベンジャミン「・・・・・・帽子の夢は、人気や注目を得るような体験の暗示・・・」

ルイス 「ん? なにか言ったかい? ベンジャミン」

ベンジャミン「いえ・・・」

ルイス 「ねぇいいだろ、背伸び! たのむよ。ホントのこと言うと、僕だけじゃ心細い
ってのもあるんだ。ジミーは行かないって言い張るし」

背伸び 「・・・・・・」

ルイス 「ねえったら!」




背伸び 「・・・そういえば、ジミーはどこかしら? 最近姿を見ないけれど」

ルイス 「!」

背伸び 「また旅にでも出たのかしらね?」

ルイス 「・・・背伸び、もしかして、きみ、あれからまだジミーに会ってないの?」

背伸び 「?」

ルイス 「会ったらビックリするよ、だって・・・」


ジミー 「何か言ったか」



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ルイス 「あぁっ!! ジミー!!」

ベンジャミン 「ジミーぼっちゃま! その姿はいったい・・・」

ジミー 「あぁ。ちょっと後ろでヘンなのに絡まれてな、軽く相手してやったらボタンがちぎれた」

ルイス 「そんなことより、きみ、どうしちゃったの?! あのクスリは?!」

ジミー 「効き目が切れたみたいだな」

ルイス 「マジで?!」

ジミー 「見りゃわかんだろ」


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ルイス 「・・・くそっこういうとき、僕はいったいどんな顔をすればいいんだ・・・! 
親友としてジミーの身に起きた不幸を悲しむべきなのに、押し隠した僕の醜い心は、
この結末を喜んでいる・・・! 
あぁ、刈り取っても刈り取っても発芽する、本音の葉芽が叫ぶんだ。
『ジミーが元に戻った、万歳!』 
・・・あぁもう、黙れったら僕の心! ジミーに聞こえちゃうだろ!」

ベンジャミン 「もう手遅れです」

ルイス 「ハッ」




ジミー 「・・・・・・。ちょっとそこで聞いてたけどな、背伸びを連れて行く気なのか、おまえ」

ルイス 「うん。モデルが足りないんだ。事情を話したら、背伸びも快く承知してくれたよ!」

背伸び 「?」


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ジミー 「・・・・・・おい、ホントに分かってるか? おまえ、人ごみとかニガテだろ、いいのかよ」

背伸び 「ジミー、心配しているの?」

ジミー 「一緒に行くのがルイスじゃなけりゃ、そこまで心配しねぇけどな」

背伸び 「そうね」

ルイス 「大丈夫だよ! 連れ去られたりしないように、しっかり僕が見張っとくから!」


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ジミー 「・・・・・・連れ去り?」




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ジミー 「ちょっと待て。やっぱ俺も行く」

ルイス 「え? 本当?!」

ジミー 「断っとくけど、おまえの買い物とかはしねーぞ、一切」

ルイス 「じゃー何しに来るんだよ! ・・・てか、今回ほかにもJimmyが二人来るんだよね。
正直三人目はいらないんだけどなぁ。あ、そうだ!きみちょっと開眼してRemmyにな」


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ルイス 「・・・是非きみも来て、ジミー」

ジミー 「分かればいい」

ベンジャミン 「ですがジミーぼっちゃま、服はどうされますか。いっちょうらのセーラー服がそれでは・・・」

ジミー 「む」

ルイス 「あ、服のことなら心配要らないよ! おなじサイズの子は他にも来るから、
誰かに借りられるよう、僕のほうで手配しておくから」

ジミー 「ふむ」

ベンジャミン 「では決まりでございますね。そうとなったら出発の準備をなさらないと!」



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ルイス 「フフフ・・・すべてはこの僕の計算通り・・・(楽しみだなぁ! みんなでドールショウに出られる
なんて、僕思ってもいなかったよ!)」

ベンジャミン「ルイスぼっちゃま、思ってることと言いたいことが入れ替わっておりますよ」

ルイス 「んがっくっくん」




*****


今回背伸びさんがきているお洋服は、THIROLのしののさんのプレゼント企画でいただきました。
「小人さんが夜なべして作った」と言われても信じてしまいそうな細かい針目は、ミシンかと思ったらしののさんの手縫いでした。そのせいか手触りも風合いもすごくやわらかくて。フードの丸っこさとかもう!

私がいただいたものは、本来は男の子用のデザインなのですが、淡い緑の生地を見たときから背伸びに着せたい! と思っていたので、当選したときは本当に嬉しかったです。しののさん、ジミーじゃなくてすみません(笑

でも本当にありがとうございました。ずっと大切にしますね。


ところで今日の朝8時にバスで東京の実家に向かうことになっているのですが今時計見たらもう7時57分みたいなのですが荷造り全然やってないのですが間に合わないかもしれません。てか合わない。


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